【2026年版】最短で突破する!整形外科専門医試験のおすすめ勉強法を徹底レビュー

はじめに

こんにちは、整形外科医のハマ太郎です。先月、無事専門医試験を終えました。 手術や学会発表、そして子育てに追われる多忙な毎日の中で、いかにストレスを抑えて効率的に合格を掴み取ったか。そのノウハウを、これから試験を受ける若手整形外科医の先生方へ向けて共有します。

私の試験当時の状況

参考までに、私がどれくらい「欲張り」な生活を送りながら勉強していたかをさらっと紹介します。

  • 臨床: 4月〜12月で約100例の執刀。難しい外傷の術前計画や変性疾患、脊椎疾患の術前準備など。
  • 研究: 国際学会を含む複数回の発表。AIを活用した英語論文の執筆。
  • 私生活: 1歳の息子の子育て。妻の機嫌を伺いながらの息抜きのゴルフ。

「どれも削りたくない、自由を愛するタイプ」の私が、プライベートを犠牲にせず最短合格を勝ち取った戦略をお伝えします。


【結論】これだけは買え!必携の1冊

『標準整形外科学 第13版~最新版(16版: 2026/2/2発行)』

まず紹介したいのが、皆さんご存じであろうこの標準整形外科学(教科書)です。あまり知られていませんが、専門医試験は2時間100問構成で、この教科書の目次に沿って進みます。 総論(基礎・検査)から始まり、各論(腫瘍、先天性、各関節分野)へと続く流れは、すべてこの本に準拠しています。

ハマ太郎の視点: > 正直、この分厚い本を読み込み理解すれば受かります。しかし、そんな時間がある先生はごくわずかでしょう。コスパ良く受かるには、「アウトプット→インプット」形式への切り替えが不可欠です。


【効率重視】必須のWebサイト:medeco 「整形外科これだけ」

多くの先輩方は1万円前後する問題集『整形外科卒後研修Q&A』を使いますが、私は買いませんでした。代わりに活用したのが、株式会社medecoの「整形外科これだけ」というサイトです。

  • メリット: 過去9年分の過去問がクイズ形式で解ける。隙間時間に最適。
  • 神機能: 間違えた問題が自動で集計され、後から効率よく復習できる。ブックマークすることも可能。
  • 裏ワザ: 公式解説はありませんが、有志による投稿解説が充実しています(私も20〜30問ほど匿名で解説を書いています)。

記憶定着の方程式:AIを「家庭教師」にする

具体的な勉強の手順は以下の通りです。

  1. 過去問(分野別)を解く: モチベーション維持のため、まずは好きなジャンルから。
  2. 教科書(標準整形外科学)で振り返る: 間違えた問題が教科書のどこに該当するかを確認。
  3. AIで超翻訳: 教科書の解説が難しい時は、ChatGPTやGeminiをフル活用します。

私が実際に使ったAIプロンプト(命令文)

「あなたは優秀な整形外科医です。以下の問題を、専門医試験前の若手整形外科医にわかりやすく教えてください。」

このプロンプトで解説させると、ポイントが強調され、驚くほど理解が深まります。秀逸な回答はそのまま教科書に書き込み、自分専用の「最短合格テキスト」を作っていきました。


【補足】定番の『整形外科卒後研修Q&A』はどう扱うべきか?

多くの先生がバイブルとして使用している問題集『整形外科卒後研修Q&A(通称:Q&A)』。今回、私はあえて使用しませんでしたが、これを使うのは今でも間違いなく「王道の最適解」の一つです。

ただし、効率重視で進めるなら、以下の点に注意が必要です。

  • 開始時期を早める: Q&Aをベースにするなら、ボリュームが大きいため11月開始では間に合わない可能性があります。余裕を持って9〜10月には着手すべきです。
  • 情報の取捨選択: Q&Aと過去問9年分の両方を完璧にこなそうとすると、情報量が多すぎてパンクします。「Q&A + 過去問直近3年分」程度に絞り、深追いしすぎないのがコツです。

2026年流:AI(NotebookLM)を使った最新勉強法の提案

もし私が今からQ&Aを使うなら、**Googleの「NotebookLM」**をフル活用して「自分専用のAI家庭教師」を作ります。

  1. 資料を読み込ませる: Q&Aの問題や解説、自分のまとめノートをNotebookLMにアップロードします。
  2. 予想問題を作らせる: 「読み込ませたデータに基づき、今年出題されそうな予想問題を10問作って」と指示。
  3. 要約・整理: 「各疾患でよく問われる知識(キーワード)を表形式でまとめて」と指示。

このようにAIを活用すれば、重厚な問題集も「自分だけの効率的なデータベース」に進化します。従来の「ただ解く」勉強から、「AIに抽出させる」勉強へ。これこそが、忙しい私たちが取るべき新しい戦略かもしれません。


最短合格のためのスケジュール感

  • 10月〜11月(開始): 勉強を始める最適解はこの時期です。11月中に過去問9年分を1周。
  • 12月: 2周目を完了。病院業務(冬の外傷など)が忙しくなる前に土台を作っておくのが吉です。

注意点: 9月以前は危機感が出ず、12月以降だと周りの進捗に焦り、メンタルに悪影響が出ます。


【超重要】最大の落とし穴:受験資格の確認

これだけ勉強しても、受験できなければ意味がありません。 特に「腫瘍の単位」は落とし穴で、特別研修会の単位でなければ専門医申請に必要な単位として認められません。私自身も今年度になるまで特別研修会ではない単位を取っており、単位が足りていると勘違いしていました。身近にも、単位不足で受験できなかった先生が実際にいます。今すぐマイページを確認してください。


まとめ

専門医試験は国試以来のプレッシャーのかかる試験です。しかし戦略さえ間違えなければ、キャリアやプライベートを犠牲にすることなく突破できます。 この記事が、日々奮闘する先生方の力に少しでもなれば幸いです。

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